学生や独身の一人暮らしだけでなく、インスタントヌードルにお世話になる機会はあります。 保存がきくし、何より手軽に作れるので便利です。しかしインスタントは新鮮な感じに欠けるのも事実。でも重曹(ベーキングソーダ)を茹でるお湯に混ぜるだけで、インスタント麺がまるで生麺のようなツルツルした食感に変身します。
用意する物
- お湯 500ml
- 重曹 小さじ半分
お湯に重曹を入れたもので通常通り茹でるだけです。重曹をお湯に足すと炭酸でジュワーっと噴くので、大きめな鍋を用意しましょう。もしくは水の時に重曹を加えれば、噴き方が穏やかです。アルミの鍋はアルカリ性の重曹に影響されてしまうので避けましょう。
茹で上がったら一つトリックがあります。お湯に重曹を入れると、ベトベトした感じになり、どうしても重曹の後味が残るので、ザルにとってお湯か水で手早く麺を洗うと、味と食感が更に上がります。同じ理由でスープは別に沸かしたお湯を使いましょう。
スパゲッティなどの乾燥パスタでも似たような効果を得ることはできます。しかしインスタント麺に比べるといまいち。重曹水が十分に麺の組織に入らないようです。縮れが全くないのも、スープの絡みに影響します。一応匂いは中華麺のそれになります。
麺のコシや伸びに重要なのはグルテンで、かん水がグルテンの特性を引き延ばしてくれます。フライ麺は、揚げられる過程で表面に小さな穴ができます。その穴にかん水の代わりになる重曹水が入り込み、生麺のような食感に戻るのです。
テレビなどでも以前紹介されていますが、たった小さじ半分の重曹で、ここまで差が出るとは驚きです。自分で試して見る価値あり。重曹を使うライフハックの中でも、これは使用頻度が高そうです。